
此処フィリピンでは闘鶏が盛んだ。
各町には必ず大きな闘鶏場が有り、開催日には大勢の人が集まる。
多くの庶民が自慢の闘鶏を飼い、育てている。
そして、闘鶏のオーナーは互角の対戦相手の品定めに余念が無い。
実力に差があってはギャンブルにならないからだ。
庶民は強い鶏に育て上げる為には、労力も金も惜しまない。
競馬と同じで、強い血統の鶏が高値で取引される。
例え自分が食わなくとも、鶏にはビタミンや特別の餌を与える。
全国大会ともなると、各地の大会を勝ちあがって来た、
強者達がマニラに集い、チャンピオンの座を巡り、
熱い戦いを繰り広げる。
その優勝賞金は、ん百万円にもなるらしい。

鶏達の生死を賭けた戦いは終わり、
敗者は勝者のもとに引き渡される。(そして食べられちゃう)
しかし、勝者にもこの後試練が待ち構えている。
相手のナイフで負傷した箇所の手術をしなければならない。
だが病院に行く訳ではではない。広場には手術台一つの外科医?
が数店待機している。
此処では麻酔も無しで、タコ糸程もある糸で傷口を縫合してゆく。
負傷箇所が大きく、多数あるときは手術は1時間を超える。
因みに手術代は50ペソ(130円)程との事。
しかも、手術中鳴き声ひとつ上げない。立派なものである。
勇者の誇りであろうか。
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